珍しいハプニングがあった。今夜、NPO法人が主催する「浪花節」のライブがあった。というかあると言うので、チケットを購入してカミサンと聴きに出かけた。
このNPO法人はどちらかというと子供を対象にして文化的な活動をしている団体で、ジャンルに拘らずイロイロな舞台出し物を企画している。もともとはウチも子供達が小さい頃に入会したのが始まりで、そのまま継続している。
子供が独立した今となっては親だけが時々面白そうなプログラムの時だけ見に行っている。今回も「ロック調の浪花節ライブ」だと言うので興味をそそられ出かけて行った。
ところが席について開演時間になってもさっぱり幕が上がらない。10分ぐらい遅れてやっと演奏者が出てきたが三味線の音合わせばかりやっていて、なかなか語らない。どうも「弾き語りスタイル」らしいのだが同じフレーズばかり何度も繰り返す。言葉もよく聞き取れない。
そして意味不明のことをブツブツ言ってみたりしていた。そうしたら突然主催者側の人が出てきて「実は一週間前から熱が40度あって今日も続いている。一度は舞台へ出たが本人は頭がモーローとしていて、とても演奏できる状態ではない。申し訳ないが本日の演奏は中止します。」とのこと。
観客も唖然というか拍子抜けというか、ボーッとして立っている演奏者に文句言うわけにもいかず、なんとなく拍手して「終わり」となった。その後、主催者側の機転で販売予定のグッズ類を景品にして抽選会が行われた。