2010年12月9日木曜日

外来種

仕事場の事務所の裏がさほど広くはないが畑になっている。近所のおばさんが趣味と実益をかねて野菜を作っている。小まめにやって来ては手入れをしているようだ。

今の時期でもそれなりに収穫があるようで、素人目だからハッキリ分からないが大根の葉とかネギは緑色をしている。私にはとってもじゃないが真冬に土いじりなんてする気はしないが、手入れをして育てれば一年中なにかは取れるのだという事が良く分かる。

時々畑を窓越しに見ていると、何かちょっと変じゃないかなと思う事がある。12月だというのにモンシロチョウが何匹か元気よく飛んでいる。私の記憶だとモンシロチョウは春先にキャベツ畑や菜の花畑で盛んに飛んでいたはずだ。

秋から冬にかけてヒラヒラ飛んでいるのは、いかにも不自然だ。いつだったか聞いたことがあるが、今の日本にいるモンシロチョウは本来の日本の種ではなく外国産がナンカの拍子に上陸してそのまま繁殖したということだそうだ。確かにそんな感じだ。

蜜蜂でも同じような事が起きていると聞く。セイタカアワダチ草はアメリカ原産だし、さらにこの近辺では外来種のクモが港近くの原っぱで見つかっている。

ブラックバスなどもアメリカ産だそうだ。こういう現象が人為的な原因で自然界のアッチコッチで起こっているようだ。産業廃棄物による環境破壊とは違うが、やはり自然のバランスが崩れていることは間違いない。